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大泉洋「よぉーし、釣るぞ! 川のぬしを釣ってやるぞぉー!」


218: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:00:07 ID:iS2VOyic
【第6夜】

219: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:00:43 ID:iS2VOyic
藤村「はい、というわけで早速! 嬉野先生によるルアー釣り講座を行いたいと!」

大泉「講座ったって……素人だろ?」

藤村「いやいや大泉さん。ゲームじゃもう、凄腕の釣り師ですよ嬉野先生は」

大泉「そんな……うれしーが魚釣ってるところなんて見たことねぇもの」

藤村「あっはっはっはっは!」

鈴井「本当に大丈夫なんですか?」

藤村「ここにきて文句いってもアレだよ、ミスター。もはや頼れるのは嬉野さんしかいないんだからwwww」

220: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:01:29 ID:iS2VOyic
大泉「くっくっく……そんな、実際に釣りもしたことねぇ嬉野くんがゲームで得た小手先の知識で我々を指導するってかwww」

藤村「さもないとアレだぞ? 本当に……夜通しカエル探すハメになるぞ?」

大泉「おかしいよなァ……やれ『釣りをするぞ』『おぉぬしを釣るぞ、ぬしは西表のオオウナギだ』『さぁカエルを捕まえろ』『釣れるか分かんねぇけど夜通し釣るぞ』って……あの藤岡隊長だってもう少し綿密な計画を立てるぞ?」

藤村「wwwwwww」

大泉「はぁ……しかし……はるばる西表まできていったい俺は何を? やってるんだろう?」

藤村「大泉さん、急にそんな冷静になっちゃダメだよwww」

221: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:02:05 ID:iS2VOyic
・・・

藤村「はい、じゃあみなさん竿のほうは持ちましたかな?」

安田「いやァ……ルアーなんて使うの初めてだなぁ」

音尾「嘘だよ、前にこの番組で釣りしたときにお前俺たちのルアー盗んでったじゃん」

安田「そうだっけ? いつ?」

音尾「なんか……屋久島とかでなかったっけ?」

安田「あァー!」

藤村「あの時も我々、夜通しで釣りをしてましたなぁwww」

222: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:02:36 ID:iS2VOyic
音尾「俺あの時はヒドかったんだぞ。いきなりどっかの浜に集まれって言われて、飛行機降りてからアンタら探し回ったんだぞ」

藤村「あっはっはっはっはっはっは!!」

大泉「南の島で釣りするったらろくなことねぇもんなァ」

鈴井「そもそも……最初の釣りバカにしたって、藤村さんと大泉くんはゲロゲロだったもんねw」

大泉「あっはっはっはっはっは!!」

藤村「大泉酔うw」

223: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:03:38 ID:iS2VOyic
鈴井「僕もあの……ワカサギ釣りでヒドイ目にあってますけどw」

藤村「あっはっはっはっは!!」

大泉「やっぱりさぁ、どうでしょう班は釣りをしちゃダメなんだよ!」

藤村「そんなことないぞ大泉くん」

大泉「ていうか……なんにつけ我々がヒドイ目に合わされてるのは大体お前のせいなんだぞ?」

藤村「あっはっはっはっはっは!!」

224: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:04:25 ID:iS2VOyic
大泉「……で、ルアー釣りってのは他の釣りとはなんか違うわけ?」

嬉野「あのねぇ、ルアーはずっと動かしてないと、魚が寄ってこないから」

藤村「何せ、つけてるエサが本物じゃないですからね」

大泉「ああそうなの」

嬉野「魚がいそうなところに投げて、誘うんだよ」

大泉「……うれしーさぁ? まるでキミ経験者かのように語るけど、それ全部ゲームで得た知識なんだよな?」

225: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:05:02 ID:iS2VOyic
藤村「あのねぇ大泉さん。さっき、ロケの合間にね。嬉野先生、空港の本屋で買った釣りの本必死で読んでましたよwwww」

大泉「あっはっはっはっはっは!!」

藤村「もうね、小さい字読みづらそーぉにしててねwww」

大泉「なるほどなるほどwww嬉野さんももうおじいちゃんだからなぁwww老眼には勝てないねwwww」

嬉野「うるさいよwww」

鈴井「いずれにせよ付け焼刃であることには変わりはない、とw」

226: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:05:40 ID:iS2VOyic
大泉「しっかし……こんなことで本当に釣れるのか? ひとっつも釣れる気がしねぇけど……」

藤村「嬉野先生を信じろ、大泉くん」

大泉「信じろたって……見ろ、安田君なんかいよいよ自分で例の釣りの本を読みだしたぞww」

藤村「あっはっはっはっは!!」

安田「トゥイッチ……?」

音尾「ちょっと俺にも見せてくれよ……サミング?」

藤村「お二方、そんな、カンテラの光なんかで本読んでたら目が悪くなりますよwww」

227: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:06:14 ID:iS2VOyic
・・・

藤村「はい、ということでぬし釣りの旅最終戦、いよいよスタートです!」

大泉「……」

藤村「大泉さん、スタートですよぉ。盛り上げていかないと」

大泉「あぁ?」

藤村「怒ってますか?wwwwwwww」

大泉「……」

228: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:07:20 ID:iS2VOyic
音尾「それにしても、日が落ちたらもう、暗くて何もみえねぇ」

藤村「ちょっとライトで照らしてみようか?」

大泉「そんなことしたらロビンソンに怒られるぞ?」

藤村「あっはっはっはっはっは!!」

嬉野「ライトつける?」

藤村「つけてみよう、ライトオン!!」

229: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:07:56 ID:iS2VOyic
<ピカー

大泉「……あれ? あそこにいるのひょっとして魚じゃないか?」

鈴井「ていうか、いっぱいいる! ほら、そこにも」

藤村「うわっスゲェ……うじゃうじゃいる」

安田「あれデカくないっすか?」

藤村「おぉー、そこにもそこにも」

大泉「これ……ひょっとして簡単に釣れるんじゃないか?」

230: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:08:45 ID:iS2VOyic
藤村「とりあえずルアー投げてごらんよ大泉くん」

大泉「ちょっとやってみるか」

藤村「どうだい?」

大泉「……いや、なんか逃げてくねぇwww」

藤村「ルアーが大きすぎるんじゃないか?」

大泉「よし、ルアーチェンジだ」

231: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:09:32 ID:iS2VOyic
鈴井「これ、このミミズみたいなの使ってみたら?」

藤村「あ、それねぇ。なんでも魚が好きなニオイがついてるらしいすよ」

大泉「onちょっとこれつけて投げてみろお前」

安田「とりゃッ」ポチャン

藤村「ああ寄ってきてる寄ってきてる……安田君、魚寄ってきてるぞ!」

232: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:12:53 ID:iS2VOyic
安田「食ったッ!」

藤村「やりましたか安田さん!!」

安田「釣れました、釣れましたよ!!」ピチピチ

藤村「これ……なんて魚だい?

大泉「少なくともウナギではないね」

藤村「ミスターちょっと、さっき買った生物図鑑で調べてごらん」

233: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:13:26 ID:iS2VOyic
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ミスター「……これじゃないですか?」

大泉「ティラピア……?」

ミスター「外来魚だって」

大泉「そうなの」

安田「これ、ポイントはもらえるんですか?」

藤村「これ結構大きいからねぇ……安田さん10ポイント!」

234: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:14:01 ID:iS2VOyic
大泉「10ポイント!? これ釣ったら10ポイントなの!?」

藤村「今のところポイントはこんな感じですね」

大泉:60ポイント
鈴井:15ポイント
安田:20ポイント(+10ポイント)
音尾:10ポイント

大泉「てことは……これを5匹釣ったらもう、ナマズ1匹分ってことかい?」

藤村「そうだねw」

235: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:15:12 ID:iS2VOyic
鈴井「ちなみに、オオウナギ釣ったらどうなるの?」

藤村「そりゃもうミスター、オオウナギが釣れたら、500ポイントくらい出ますよ」

大泉「あっはっはっはっはっは!!」

鈴井「500ポイント!?www」

大泉「そんな、昔のクイズ番組じゃねぇんだから最後に大逆転のチャンス持ってくるのやめろよ!!」

藤村「そりゃぬしだもの。 なんならアレだぞ? ティラピア50匹釣ればいいだけだぞ?www」

大泉「そんな、こっちゃお前漁師じゃねぇんだぞ!!」

236: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:15:53 ID:iS2VOyic
嬉野「いやこれすごいよ……ウヨウヨいるよ」

藤村「本当だ。これチャンスですよ皆さん!」

音尾「モエレの鯉だって、もうちょっと奥ゆかしさがあったけどなァ」

安田「……また来ました」

藤村「お、安田さん10ポイント追加!」

大泉:60ポイント
鈴井:15ポイント
安田:30ポイント(+10ポイント)
音尾:10ポイント

大泉「まずい、安田が追い上げてきた!」

237: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:17:23 ID:iS2VOyic
藤村「しっかしこれ……本当に50匹くらい釣れそうな勢いだな」

鈴井「ヒットヒットヒット! ……あぁ~、バレたぁ!!」

大泉「もうほんと、入れ食いじゃないか?」

藤村「いやー……10年前にあんなに釣れなかったのが嘘みてぇだな……あん時これくらい釣れてりゃ、ロビンソンに連れ回されなくてすんだんじゃないか?www」

大泉「いや、ロビンソンはねぇ、たぶんオオウナギ釣るまでは僕らを許してはくれなかったと思うよ」

藤村「あっはっはっはっは!!」

大泉「『ティラピアなんか釣ったってつまんねえ、ウナギを釣れ!!』(ロビンソン)」

藤村「wwwwwwwwwww」

238: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:18:33 ID:iS2VOyic
鈴井「よし! 今度は取ったよ!」

藤村「はいミスター10ポイント!」

大泉:60ポイント
鈴井:25ポイント(+10ポイント)
安田:30ポイント
音尾:10ポイント

大泉「まずいまずい、俺も釣らないとwww」

藤村「がんばれ大泉くんwww」

239: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:19:07 ID:iS2VOyic
大泉「音尾くんなんか、釣れてないみたいだけど」

音尾「いやこれ……なんで向こうの二人ばっか釣れるんだ?」

大泉「場所が悪いんでないかい?」

音尾「かなァ」

大泉「ちょっと、あっちのミスターたちのほう行ってみようぜ」

240: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:19:47 ID:iS2VOyic
安田「……」

大泉「ヤスケンどう?」

安田「いやァ、さっき釣ってからピクリともこないよ」

嬉野「もっと奥のほう投げなって」

大泉「これ……ひょっとしてうれしーの方がマジになってねぇか?」

藤村「wwwwwww」

241: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:20:18 ID:iS2VOyic
鈴井「……あ、来ました!」

藤村「きたかいミスター?」

鈴井「ティラピアですw」

藤村「はい、ミスター10ポイントぉー」

大泉:60ポイント
鈴井:35ポイント(+10ポイント)
安田:30ポイント
音尾:10ポイント

大泉「ミスターすげぇ! さっきから入れ食いじゃん!」

242: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:20:52 ID:iS2VOyic
安田「あっ、僕も来ました!」

藤村「おお、安田さんも!!」

嬉野「安田くんそんなすぐ竿立てちゃダメだって! さっきから言ってるじゃん!!」(半ギレ)

安田「すみません……」

大泉「あっはっはっはっはっは!!」

243: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:21:30 ID:iS2VOyic
藤村「嬉野先生の熱血指導が闇夜に響いておりますwwww」

大泉「うれしー……キミまるで、あの時のロビンソンみたいになってるよwww」

藤村「あっはっはっはっはっは!!」

大泉「いやァ、西表は人を狂わせるんだなぁwww」

藤村「大自然ってのは恐ろしいですなぁwww」

大泉「そうだねwww」

244: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:22:02 ID:iS2VOyic
音尾「ちょっと俺も隣に入れてくれよ」

安田「やだよ、ここ俺の場所だって」

音尾「ちょっとくらいいいじゃねーか!」

安田「やめろよ押すなよ! ちょっ、たすけてー! たすけてミスター!!」

藤村「こっちじゃ俳優のお二方が、まるで小学生のようなケンカをwww」

大泉「あっはっはっは!!」

245: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:22:36 ID:iS2VOyic
-釣り開始から2時間後-

藤村「……はい、釣り開始から2時間が経過したわけですけど」

大泉「いやァ……あれからパッタリとアタリが来なくなったね」

安田「もう魚が……警戒しちゃって」

大泉「あー眠い……藤村くん、もう上がろうや!」

藤村「ダメですww」

大泉「ったく……融通の効かねえ……」

246: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:23:21 ID:iS2VOyic
藤村「大体ねぇ、今上がったところで宿なんて入れないよ」

大泉「ここさぁ、地味にキツイんだよ。前に釣りした港と違って、寝っころがる場所がないんだもん」

藤村「そんな草薮の中で寝転んでたらアレですよ大泉さん、ハブにやられますよ」

大泉「そうだ、ハブ出るんだろ? 噛まれたらシャレにならないぞ?」

藤村「でもねぇ、ハブなんてのは大泉さん。もし噛まれたら、これはもう文句なしに100ポイントぐらいあげますよ」

大泉「あぁ?」

藤村「あっはっはっは!!」

247: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 22:24:13 ID:iS2VOyic
【次回予告】

藤村「こんだけ魚がいて、オオウナギだけいないってことあるかい?」

大泉「そりゃねえ、ここまで来てオオウナギ釣れませんでした、なんつったらね。番組として成り立たないもの」

藤村「その通りだ、大泉さん!」

大泉「よぉーし、釣るぞ! は川のぬしを釣ってやるぞぉー!」

最終夜へ続く……

248: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/03(月) 03:30:35 ID:koyl56xc
再現度高すぎる