201007091648270a9[1]


大泉洋「よぉーし、釣るぞ! 川のぬしを釣ってやるぞぉー!」


170: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:29:50 ID:C5mDGzRI
【第5夜】

171: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:30:25 ID:C5mDGzRI
-定山渓グランドホテル-

藤村「……はい、というワケでねwww」

大泉「いやァ……やっぱり明るいうちから風呂に入るってのは、いいね」

藤村「ですなぁwww」

安田「い、いいんですかこんなユルい……」

大泉「じゃあヤスケンお前だけ今から川戻って釣りしてこいよ」

安田「そっ……嫌だよ!」

172: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:31:09 ID:C5mDGzRI
藤村「我々もう、午前中の段階でwww魚を釣るのを諦めて早々に、宿に入ってしまいましたがww」

大泉「もう、いよいよ何しに来たんだか分かんねぇもんな」

藤村「やっぱりねぇ、シーズン微妙に外してるみたいなんで、なかなか難しいみたいですね」

大泉「出たよ、これだもん。このヒゲはいっつも自分の事前準備の甘さをさも他人事みたいに言うもんなァ」

藤村「wwwwwwwww」

大泉「ディレクターとしてね、この無責任さに毎回毎回驚かされてばかりだよ僕は」

173: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:31:40 ID:C5mDGzRI
鈴井「とりあえず、次行く場所の確認でもしときますか?」

藤村「そうだねw」

大泉「それくらいやっとかねぇと……企画としての体をなさねぇもんな」

藤村「あっはっはっはっはwww」

鈴井「ちなみに今みんな何種類くらい釣ったの?」

174: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:32:30 ID:C5mDGzRI
藤村「えっとですねぇ、実は、昨日あの後、嬉野さんと僕の2人でね。魚の図鑑引っ張り出しましてぇ、皆さんの釣った魚を調べましたよぉ」

鈴井「小っちゃいのは、結構釣れたよね?」

藤村「まずはねぇ、ミスターの釣ったこの魚ですけど……これねぇ、ヤ、ヤチウグイ? っていって、ハヤの仲間だそうですよ」

Phoxinus_percnurus_sachalinensis_by_OpenCage[1]

鈴井「ヤチウグイですか」

藤村「多分……」

大泉「ほら見ろ。調べたって言ってるわりにはっきりしねぇもんなぁ」

175: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:33:11 ID:C5mDGzRI
藤村「なんでも準絶滅危惧種らしいですよ」

大泉「そうなの? 俺らバッカバッカ釣っちゃってたけど……」

藤村「あっはっはっはっはwww」

鈴井「あ、あとフナいたでしょ?」

1(Saitama,_Japan)[1]

藤村「フナいたね」

176: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:33:54 ID:C5mDGzRI
Rhinogobius_flumineus(Hamamatsu,Shizuoka,Japan)[1]

大泉「……これなんかはハゼでしょ?」

藤村「これたぶんヨシノボリ? という魚ですね」

大泉「ヨシノボリ? ヨシノボリさんかい?」

藤村「ヨシノボリさんですなぁ」

大泉「ヨシノボリさんって顔してねぇけどなぁ……」

藤村「あっはっはっはっは!!」

177: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:34:30 ID:C5mDGzRI
鈴井「これ、こまいのは全部5ポイント?」

藤村「そうですね」

大泉「僕が釣ったナマズはあれ50ポイントだって言ってたでしょ?」

藤村「ま、ま、大泉さんのナマズなんてのは、これはもう文句なしに大物なわけですから」

大泉「何たって僕がねぇ、もう、竿を犠牲にしてまで! 釣り上げたわけだからねぇ」

鈴井「w」

Silurus[1]

178: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:37:02 ID:C5mDGzRI
藤村「で、現在のポイントをまとめるとですね、ミスターが15ポイント、安田さんと音尾さんが並んで10ポイント」

大泉:60ポイント
鈴井:15ポイント
安田:10ポイント
音尾:10ポイント

大泉「ということは!」

藤村「ということはですよ、大泉さん。現在大泉さん、ナマズに加え、こまいの2種類釣ってますから。合計60ポイントということで、現在暫定トップでございます!」

大泉「Yeah!!」

179: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:37:55 ID:C5mDGzRI
藤村「現状、ミスターたち3人のポイントを合計しても! 大泉さんには及ばない、と」

大泉「やっぱりねぇ、誰がこのどうでしょうという番組のね。主役なのかが! 如実にポイントに表れたってことだね」

藤村「他のみなさんも是非、大泉さんに負けないように! 頑張っていただかないと」

鈴井「ていうか大泉くん竿折れてるんだよね?」

大泉「そうだよ。 それなのに僕にこの3人を相手にしろって……これはもうキミ、半ばいじめだぞ?」

180: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:38:43 ID:C5mDGzRI
藤村「いやいやミスター、ここにいる大泉さんなんてのはね。例え釣り竿が折れていようが、魚を釣りあげることくらい朝飯前ですから」

大泉「おぉ……なんだ? その言いっぷりは頑として俺に新しい竿よこさねぇつもりだな?」

藤村「だからいるなら買えつって」

大泉「絶対買わねぇ」

181: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:39:16 ID:C5mDGzRI
藤村「そんなにゴネるんだったら、もう素手で魚掴めばいいじゃない」

大泉「は?」

藤村「こう、川を泳いでる魚をね、手でもってこう、バシャーっと!!」

大泉「おぉ何だ? 今度は人を熊扱いか?」

藤村「あっはっはっは!!!」

182: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:42:54 ID:C5mDGzRI
大泉「大体さぁ、今日だってもう……釣れなくて早々に諦めて宿入ってるってのに、明日んなったって釣れるかどうか分かんねぇだろ?」

藤村「確かに確かに」

大泉「とりあえず2日やったけども……ここまで見せ場らしい見せ場はナマズ以外ひとつもないぞ?」

藤村「そうだね」

大泉「それこそ日がな一日釣りして温泉入るつったら……なんだ? これは休日の旅番組か?」

藤村「wwwwwwww」

183: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:44:01 ID:C5mDGzRI
大泉「あとはもう、僕らにできることと言ったらね。この部屋の中で、僕らの取組をねぇ、視聴者の方々にお見せすることくらいだよ。」

藤村「もはや恒例となりました、宿での土俵入りw」

大泉「僕はもうねぇ、毎回毎回、キミと取組をするたびに! 日に日に身体のアザが増えていくんだ」

藤村「あっはっはっはっはっは!!」

大泉「それったっていい大人がやることじゃないよ?」

藤村「そうだねwww」

184: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:44:36 ID:C5mDGzRI
鈴井「でも実際問題、今日イワナが釣れないってなると、企画としてはこのままじゃマズイですよね」

藤村「もちろんですミスター」

大泉「そんな……そんなこと言って、わざわざ老体に鞭打とうとすることもないんじゃないか? ミスター」

藤村「軍団一の若手が何を弱気なことを」

大泉「若手ったってね藤村くん、僕はもう43の立派なおじさんだよ!!」

藤村「あっはっはっはっは!!」

大泉「なんだってこの歳になって……こんな過酷なことをさせられなくちゃならないんだ?」

185: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:45:19 ID:C5mDGzRI
藤村「とりあえずですね、この後の予定ですけど」

大泉「このまま風呂入って解散かい?」

藤村「そんなワケないでしょう。この後はね、皆さんにいよいよ! 川のぬしを! 釣ってもらいますから」

大泉「あっはっはっは! ぬしって……そういやそんなこと言ってたねwww」

藤村「本当はね、明日は豊平川をずーっと下って、石狩川まで行ってその河口で、釣りする予定だったんだけど……」

大泉「なんだ? またなんかまずいことでもあったのか?」

186: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:45:57 ID:C5mDGzRI
藤村「あの……今ですねぇ、石狩川の河口周辺、禁漁期間なんですねぇ」

大泉「禁漁期間? 釣りしちゃいけないの?」

藤村「釣りすると怒られるんだ」

大泉「そうなの」

藤村「そこでですね。昨日嬉野先生が持ってきたあのゲームに、話は戻るんですけど」

大泉「アレがどうかしたのかい?」

187: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:48:26 ID:C5mDGzRI
藤村「なんでもですね、あのゲームには、『影のぬし』と呼ばれる魚がいると」

大泉「影のぬし?」

藤村「そうだよ」

大泉「そらまた……科学忍者隊みてぇな……」

藤村「いるんですよね?」

嬉野「あのねぇ、ゲームの中に出てくる全種類の魚釣ると出てくる奴がいるんだよ」

188: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:49:12 ID:C5mDGzRI
大泉「全種類ってうれしーキミ……あのゲーム随分とやりこんだんだね?」

嬉野「俺もう家族全員4周分クリアしてるよ」

大泉「あっはっはっはっは!!」

藤村「で、その影のぬしというのは、一体なんて魚でしたかなぁ?」

嬉野「オオウナギ」

大泉「オオウナギ? オオウナギったら……」

藤村「大泉さん覚えてますか? 僕たち釣ったことあるんですよぉ」

189: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:50:17 ID:C5mDGzRI
大泉「僕らが? オオウナギを? どうでしょうで?」

藤村「そうですwwww」

安田「オオウナギったら、あの……」

大泉「……!!」

藤村「思い出しましたかぁ? 大泉さんwww」

190: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:51:11 ID:C5mDGzRI
大泉「むし追い……www」(小声)

藤村「正解!」

大泉「あっはっはっはっはっは!!!」

藤村「じゃあ、行こうか」

大泉「は? 冗談でしょ? いやダ、ダメだよ!! それだけはないよ!!」

藤村「大泉くん行くぞ。今からまた、西表に」

大泉「あっはっはっはっはっはっはっは!!!」

191: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:51:47 ID:C5mDGzRI
藤村「いやいや、懐かしいですなぁ」

大泉「懐かしいじゃねえって!!」

藤村「大泉くんあの時のこと覚えてるかい?」

大泉「そら覚えてるよ! 前の晩にそれこそ必死になって! カエルを追いかけ回させられるわ、もう……ヒドイ目にあったよwwww」

藤村「大泉くん、ロビンソンだ」

大泉「ロビンソンwwwwwwwいたねロビンソンwwwwwwww」

192: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:52:41 ID:C5mDGzRI
藤村「はい……というわけでね」

大泉「ちょっと待ってwwwま……待って待って……あっはっはっは!」

藤村「えー我々、これからその陰のぬしを釣りに! いよいよ最終ステージへと! 向かっていくというわけですけれども」

大泉「……まっ、えーと、ごめんごめん藤村くんwwwwちょっとゴメン、ほんと、冗談だよな?www」

藤村「本気だぞ」

音尾「い、西表に!? 今から!?」

藤村「行くよ」

193: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:53:18 ID:C5mDGzRI
大泉「いやいやいやいやいや……それはおかしいよぉ、だって、おかしいよ! ダメだよ!! 今から西表なんつったらそらどう考えたっておかしいよ!!」

藤村「大泉くん……行くんだ」

大泉「だーっはっはっはっはっは!!」

藤村「さ、準備して」

安田「マジすか……」

大泉「ダメだよ! そんなの絶対ダメ!!」

194: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:54:04 ID:C5mDGzRI
藤村「今日もうこの後すぐ出て、千歳行くからな」

大泉「藤村くん待ってよ! せっかく定山渓まで来てね、宿までとったっていうのにこのまま泊まらずに帰るっていうのは!」

藤村「ハナから宿泊なんて予約してねぇよ。日帰りだ」

大泉「あっはっはっはっはっは!!」

藤村「ほら、浴衣脱いでさっさとジャージに着替えろ」

大泉「おい待ってくれよ!! ミスター! あんたも何ニヤニヤ笑ってんだよ!!」

鈴井「wwww」

195: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:54:49 ID:C5mDGzRI
安田「行くんですか? 本当に……」

藤村「行くよ。西表まで」

大泉「いや行くって……これから出たって、今日中に西表つかないだろう!?」

藤村「あのねぇ、今日夜の飛行機に乗ると、明日の朝には石垣島に着くから」

大泉「ひ、飛行機で夜を明かすのか!?」

196: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:55:27 ID:C5mDGzRI
藤村「そうするとねぇ、今度はそこから船に乗って、明日の午後一には西表に着くんだ」

大泉「あっはっはっはっは!!!」

音尾「で、でもあと2日しかないですよね?」

藤村「あのね。基本的に西表では宿とってないから。着いたらすぐさまカエルとって、夜通し釣りしてもらうよ?」

大泉「いやいやいやおかしいよ藤村くんそらおかしいよ!! おかしいっていうか……ダメだよ! そんなの本当にダメ!!」

197: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:56:07 ID:C5mDGzRI
藤村「なんだよ、別に初めてのことでもないだろww」

大泉「そりゃあの時は我々もまだ若かったもん!! 今あんな……コンクリの上なんかで寝た日にゃ、朝方には何人か死んでるぞ!?」

藤村「あっはっはっはっは!!」

大泉「ダメだよ! 西表なんて絶対ダメ!!」

藤村「仕方ないんだ、大泉君」

大泉「仕方なくないって!!」

藤村「南の島行かないと、オオウナギは釣れないんだ」

大泉「だから釣らなきゃいいだろ!!」

198: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:56:41 ID:C5mDGzRI
鈴井「まぁでもやっぱり、こうしてゆかりのある地元北海道から企画を始めてね。やがて全国へ! 旅立っていくという、まさにこれまでのどうでしょうの旅の縮図でもあると」

藤村「そういうこと、ミスター」

大泉「そういうこと、じゃねえんだよ!! おいそこの二人(安田&音尾)も今のうちに抗議しとかないと本当に西表に連れてかれるぞ!!」

音尾「大泉ダメだよ……この人たち、俺らが何か言っても話通じねぇもん」

大泉「あきらめるなよ!! あきらめるなってwwwwww」

199: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:57:26 ID:C5mDGzRI
藤村「ここまで来て、抵抗してるのはお前だけだぞ、すずむし」

大泉「もうこの際すずむしでも何でもいいよ!! 頼むから……頼むから今から西表だけは勘弁してくれ!!」

藤村「もう、下に迎えの車来てるから」

大泉「あっはっはっはっは!!」

藤村「行くぞ、西表に!!」

大泉「死んじゃうって!! ここから一歩でも出たら俺は死んでやるからな!!」

藤村「ハイ、じゃあこれ以上運転手さん待たせると悪いから。みんな早く着替えて」

大泉「あっはっはっはっはっは!!!!」

200: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:57:58 ID:C5mDGzRI
………………

…………

……

201: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:58:33 ID:C5mDGzRI
翌日午後、西表・大原港

藤村「……えー、ハイ。ということで。西表につきましたなぁ」

大泉「来ちゃったよ……」

藤村「ぬし釣りの旅もいよいよ佳境! と」

大泉「おかしいなァ……昨日の午前中まで僕ら……北海道で、ロケしてたはずなのになぁ」

藤村「あっはっはっはっはっは!!」

202: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:59:05 ID:C5mDGzRI
安田「いやァ思い出しますね、この……コンクリートブロック」

大泉「ここだっけか?」

藤村「いや、あの。前回夜釣りをしたのはですね。上原港っていって、ここよりもっと、島の東の方にある港ですね」

大泉「ああそう。どっちでもいいよ……」

藤村「やさぐれてますなぁ大泉さんwww」

大泉「必死の抵抗にも関わらずこんなところに連れてこられてね……これから夜通し釣りをしろなんて言われりゃそりゃこうもなるよ……」

203: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 21:59:38 ID:C5mDGzRI
鈴井「これ……今回はあの人出てきませんよね?」

大泉「ロビンソンかい?」

藤村「ロビンソンwwwww」

鈴井「あの時はほら、ロビンソン一押しだったからね」

大泉「まさか今回も……ロビンソン出てくるったらもう、企画が終わるころには我々虫の息だよ」

藤村「あっはっはっはっはっは!!」

大泉「あの人出てくると本当にもう、それこそ休む間もなく働かされるからな」

204: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:00:10 ID:C5mDGzRI
藤村「なんだったらアレですよ。今回も……我々が行く場所先回りして、今頃丸ロ印のウナギ仕掛けてるかもしれませんよ?」

大泉「あっはっはっはっはっはっは!!」

安田「これ……これからカエル捕まえるんですか?」

藤村「まぁ、そういうことになりますね」

大泉「バカじゃないの?」

205: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:00:59 ID:C5mDGzRI
藤村「大泉さん、ハブ出ますから。気を付けて」

大泉「お前が行って捕ってこいよ」

藤村「wwww」

大泉「いっそ藪の中でハブに噛まれて死んじゃえばいいんだよ」

206: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:01:51 ID:C5mDGzRI
-カエル探し始めて1時間-

藤村「皆さん、捕れましたかー?」

安田「いや全然……」

音尾「これカエルいねぇよ」

藤村「頑張って探さないと、か、帰れないすよwwww」

大泉「……ていうかさ、これ確か、当初は僕らが餌を君たちから買うって話だったよな?」

藤村「はい?w」

207: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:02:35 ID:C5mDGzRI
大泉「いいよ、払うよ」

藤村「な、な、な、なんですか大泉さんwww」

大泉「金払うから。お前俺の分のカエルとってこい」

藤村「あっはっはっはっは!!」

大泉「大体おかしいだろ? こっちはさぁ、弁当まで自腹させられてね? なんでここに来て餌も買えずにカエルなんか捕まえさせられてるんだよ!!」

鈴井「いや僕もねぇ、そう思ってたwww」

藤村「ミ、ミスターまでそんなこと言わないで下さいよ!!」

208: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:03:26 ID:C5mDGzRI
大泉「おうお前1000円やるから、ちょっとそこのドブさらってカエル捕まえてこい」

藤村「あっはっはっはっは!!」

大泉「安田君も音尾君ももう上がっていいぞ! あとは全部このヒゲがやるから!!」

藤村「待てよ大泉くん! やっぱりこういうのは皆でやらないと!」

大泉「あぁ? さっきからゲラッゲラ笑ってばっかで川にも入ってねぇヒゲが何言ってんだよ」

藤村「すみませんwww」

大泉「なんだったらその伸ばしに伸ばしたヒゲ使って虫でもなんでも捕まえてこいよ!!」

209: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:04:34 ID:C5mDGzRI
-数時間経過-

藤村「皆さん。えー時刻は……そろそろ夕方の5時を迎えようと」

大泉「こんだけ探して……一匹も見つからねぇもんな」

安田「もう……腰いてぇもの」

音尾「これ明日は大変だよ? 下手したら立てねぇから」

藤村「皆さん、歳を取りましたなぁwww」

大泉「……」(キレ気味)

210: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:05:04 ID:C5mDGzRI
鈴井「で、でもこれじゃ困るでしょ?」

藤村「もちろんです」

大泉「なんか代わりのもの用意してあるんだろうな?」

藤村「えぇーとですね、流石に、今回は。我々ディレクター陣にも非があったということで」

大泉「ていうか非がなかったことなんてないだろ?」

藤村「みなさんにはこちらをご用意しました」

211: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:05:49 ID:C5mDGzRI
安田「これは……なんです?」

藤村「これねぇ、ナマズとか釣るときに使うルアー用の竿です」

大泉「なんだよ……こういうものがあるなら最初からこれを出せよ!!」

藤村「そこは大泉さん。やっぱりこう、ある程度苦労していただいてからでないと、我々もこういう決断は下せませんよぉ」

大泉「……いいよ、もう反論する気も失せたわ」

212: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:06:25 ID:C5mDGzRI
音尾「これも有料ってことはないですよね?」

大泉「そんな、これで金とるなんて言ってみろ? 俺はお前を殺してでもその竿を奪いとるからな?」

藤村「あっはっはっはっは!!」

鈴井「ただ我々……ルアー釣りなんてほとんどやったことないですけど」

藤村「そこなんですよミスター」

大泉「そんな、釣れるアテもねぇのに夜通し釣りするってか」

213: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:07:13 ID:C5mDGzRI
藤村「ですから。我々の中で唯一、ルアー釣りの経験のある嬉野先生に、ここはひとつ! ご指導いただこうかと」

大泉「えぇ? うれしールアー釣りなんかやったことあんの?」

嬉野「ゲームの中じゃもう、随分やったよ」

大泉「は?」

鈴井「wwwwww」

214: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:07:57 ID:C5mDGzRI
藤村「嬉野さん、ゲームであればもう、釣りのほうは相当! やりこんでいらっしゃる」

大泉「えーと、ちょっと待て待て待て。うれしーさ、念のため聞くけど、実際にやったことは?」

嬉野「ないよw」

大泉「あっはっはっはっはっはっは!!」

音尾「いやァ、無茶するなぁ」

安田「我々みんな素人ってことだもんなぁ」

大泉「もう……色んなものが破綻しすぎていちいちリアクションとるのにも疲れたよ!」

215: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/01(土) 22:08:30 ID:C5mDGzRI
【次回予告】

鈴井「本当に大丈夫なんですか?」

大泉「そうだ、ハブ出るんだろ? 噛まれたらシャレにならないぞ?」

音尾「ちょっとくらいいいじゃねーか!」

安田「やめろよ押すなよ! ちょっ、たすけてー! たすけてミスター!!」

大泉「いやァ、西表は人を狂わせるんだなぁwww」

藤村「大自然ってのは恐ろしいですなぁwww」

第6夜へ続く……

216: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 00:28:40 ID:mA6vrI9w
すげぇ…。脳内再生余裕すぎる。

217: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/10/02(日) 11:48:05 ID:ZWmQmut2
これで前説と次回予告前のミニコントがあったあかつきにはもう

つか、>>1お前実はヒゲかうれしーなんじゃねーか?www